法蔵菩薩のご苦労

阿弥陀さまが成仏される以前のお名前を法蔵菩薩といいます。
法蔵さまは五劫思惟と兆載永劫のご修行をして下さったと無量寿経というお経さまにあります。


私をどうやって救うかを想像もつかない程の永い間考えられて、私に代わって無限のご修行をされたという事であります。


・・・という事はそれ程のご苦労をしなければ私を救う事が出来ない、それ程私の業が深いという事ですね。

 

私の犯す罪を一つ一つ調べ上げて、それを打ち消してかつ仏にする程の功徳を積みかさねてご修行を完成させて南無阿弥陀仏というお名号に込められました。
このお名号を私にプレゼントする以外には自力で迷いから抜ける事が出来ない私を救う方法が無いと考えられたのです。

 

それが今から十劫もの昔、つまり私の想像もつかない過去であったという事だったという事ですが、その間ずっと私は親心を知らずにそのプレゼントを受け取ってこなかった。

 

法然聖人は阿弥陀経というお経さまを読んでいる時にこの十劫というところで感極まって涙を流されたそうです。


十劫の過去からずっとプレゼントを受け取っておくれと喚び続けておられる阿弥陀さまの親心、今聞かないといつ聞くというのでしょうか。
我にまかせよただいま救うの南無阿弥陀仏でありました、申し訳無い事であります。

 

南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏🙏✨