法然聖人は「念仏が称えやすい場に身を置きなさい」と仰られました。
お念仏を忘れっぱなしの私にお念仏を思い出させて下さる法友の方々とのご縁、有難く尊いことであります。
法然聖人は南無阿弥陀仏となられて、私にお念仏を称えて、そこに込められた願いをお聞きしなさいと喚び続けられておられます。
私の本性は仏法嫌いであり念仏嫌いであります、しかしお念仏が有難い、申し訳無い、嬉しいと思えさせて頂ける事があります、それは大変有り難い事であります。
仏法嫌い、念仏嫌いは仏願の生起であり、そんな私だからこそ必ず救い取るとの仰せが有難い事なのであります。