永劫の闇より救われし 身のさち何ぞくらぶべき
六字の御名を称えつつ 世の生業にいそしまん
真宗宗歌の2番目です。
六字の御名を称えつつ・・主語が阿弥陀さまになっています。
たとえば、「掃除をしながらお念仏を称えています。」これは主語が私です、なんだか阿弥陀さまがちっちゃいです。
これならいかがでしょうか、「お念仏を称えながら掃除をしています。」主語が阿弥陀さまです、大きな大きな阿弥陀さまの中で生かされて掃除をしている姿が目に浮かびます。
主語が変わると全く意味が変わってくるのでありました。
もう一つですが、ご法話をお聴聞したり教学を勉強する事も大切な事だと思いますが、普通に生活している時間の方が圧倒的に長いのでありました、お念仏を称えながらの日々の生活は大切な聞法だという事をこの歌から教わりました。
お念仏を称えさせて頂けるという事は有難い事でありました、生きる力を頂いているのだなとこの歌から思わせて頂きました。