人間に生まれる確率は遺伝的シュミレーションによると1億円の宝くじに100万回連続で当たるよりも低い確率だといわれています。
仏教の教えでは地獄、餓鬼、畜生の三悪道に生まれる者の数は大宇宙の砂の数程多く、人間に生まれる者の数はその中から一掴み、仏法を聞く者はさらにその中から指先についた僅かな砂の数にも満たないといわれています。
もう殆ど無に等しい奇跡のような数字ですね。
仏教によると十善戒を保ったものが人間に生まれると教えられています。
十善
仏教における十悪を抑止するため十悪を否定形で表現したもの。
身業
不殺生(ふせっしょう) 故意に生き物を殺さない。
不偸盗(ふちゅうとう) 与えられていないものを取らない。
不邪淫(ふじゃいん) みだらな性的関係を持たない。
口業
不妄語(ふもうご) 嘘をつかない。
不綺語(ふきご) 中身の無い飾った話をしない。
不悪口(ふあっく) 乱暴な言葉を使わない。
不両舌(ふりょうぜつ) 他人を仲違いさせるような言葉をいわない。
意業
不貪欲(ふとんよく) 激しい欲をいだかない。
不瞋恚(ふしんに) 激しい怒りを持いだかない。
不邪見(ふじゃけん) (因果、業報、輪廻等を否定する)間違った見解を持たない。
・・・私は仏教に出遇うまでは偶然にも人間に生まれてこれたが、次の生があったとすれば、また人間に生まれてこれるだろうと都合のいい考えが頭の中で20%程ありました。
また、この世は1度きりだとの考えが80%程あったと思います、そこを考えた時とても虚しく感じました、人間ってなんなんだろう、儚い、生と死とは何なんだろう。
この問題を解決して下さったのが阿弥陀さまとお釈迦さまでありました。
明日に続きます。