病気で苦しんでいる最中はお念仏どころではない自分であります。
少し落ち着くと阿弥陀さまは寄り添い、一緒に苦しんでいてくださっていることに気が付く。
阿弥陀さまは生活困窮を支援してくださったり、病気を治してくださったりする仏さまでは無いですが、生死を繰り返して迷いの世界から抜けることの出来ない私をお浄土に迎えとると約束して下さる仏さまでありました。
今年の始め1月末から2月の始めまでの間、当ブログ更新できなかったのは、腸閉塞で緊急搬送後に開腹手術を受け入院していたからでありました、今はお陰様で順調に回復しております。
手術台に上がった時、全身麻酔前に死を意識しました。
このまま意識が戻らずに死ぬかもしれない、しかし何故か不安はありませんでした。
南無阿弥陀仏.・・・
何故不安がなかったのか?本当に自分が死ぬかもしれないと思えないからなのか??
そこまで鈍感で無常がわからない私がこのまま死ぬ事になっても生きていてもどちらでも「南無阿弥陀仏」はずっと寄り添ってくださっているという事実はかわりませんでした。
死がわからなくても、わかっても、不安が無くてもあってもお救いには関係ありません。
そういうお前を必ずお浄土に迎えとるとの阿弥陀さまの仰せをお聞きさせて頂くのは。つねに「今」なのでありました。